人生の遠回りとは?

「もっと早く始めればよかった」
「もっと早く気づけばよかった」
そんなふうに、これまでの人生を遠回りだったと思ったことはありませんか?
でも、本当にそうでしょうか。
それは、自分が勝手に「遠回り」と思いこんでいるだけかもしれません。
・仕事で失敗したこと
・やりたいことに挑戦できなかった時間
・何度もあきらめた経験
もしかしたらそのときは、自分にとって苦痛だらけで苦しい経験だったのかもしれません。
でも、あとから振り返ると役に立っていることがたくさんあることに気づきました。
「遠回り」=「何度も失敗をした経験」
遠回りをした人は、失敗を知っているからこそ、同じことで悩む人にやさしくなれます。
つまり、遠回りは未来の自分をつくるうえで必要で大切な時間だったんです。
遠回りを失敗と思ってしまう理由

遠回りを失敗と思ってしまう理由の一つは「比べてしまう」ことです。
これはぼくの経験談です。
・やりたいことに挑戦するまでに時間がかかった
・仕事を何度もやめた
・何度も進む道を変えた
本当にやりたいことが自分の意志でできるようになるまで37年かかりました。
その間、37年間で6回も正社員をやめ、バイトを含めると仕事をやめた回数は数え切れません。苦笑
その度に、何度も人生の進む道を変えてきました。
ふと周りを見ると、1回目や2回目で就職した会社でずっと働き続けている人たちがいたり、大学を浪人しながらも夢を追いかけている人がいたり、早くからフリーターで自分のやりたいことをやっている人たちがいました。
また30歳になったとき、かつての元同僚がいつの間にか独立して会社を経営していたり、高校の同級生が1つの会社を辞めずに働き続けていてある程度の給料をもらっていたり、新しく出会った仲間が自分のやりたいことをしてキラキラしている姿を見たり・・・。
自分とは違い、定職についたり、やりたいことを追いかけたり、すでにやっている人を見るたびに、うまくいかない自分と比べてばかりいました。
他人と比べてしまうことで、どっちが「良い」「悪い」・どっちが「正解」「不正解」・どっちが「成功」「失敗」というように2極化した考えになってしまっていました。
そうして、「仕事が続かない」「何度も進む道を変えている」ことが「悪い」「不正解」「失敗」とマイナスに思うようになっていきました。
本当に比べるべきなのは、他人ではないのに・・・。

遠回りを失敗と思ってしまうもう一つの理由は「結果がすぐに見えないこと」です。
これもあくまでもぼくの経験談です。
そうして他人と比べてばかりいると、いつしか自分に劣等感を抱くようになっていました。
「考えすぎて動けない自分」
「周りを気にしすぎてしまう自分」
「本当に思っていることを言えない自分」
「すぐにあきらめてしまう自分」
「やりたいことに一歩を踏みだす勇気がない自分」
そんな自分は「ダメな人間だ」「今さら人生を変えるのなんてムリだ」という思いこみが年を重ねるごとにどんどん強くなっていきました。
それに加えて、遠回りをしているときは、その経験が何の役に立っているのか自分ではわかりませんでした。
・仕事での失敗
・進む方向に迷走していた時間
・苦しい時期に仲間と語り合っていた思い出
失敗した時は「時間をムダにした」と思ってしまうことが多く、焦って正解を求めてしまっていたように思います。
でも数年後、37歳になったときに「本当にこのままの人生でいいのか」「やりたいことに挑戦しないで後悔しないか」と自分自身を見つめ直す時間をつくったときに、今までの経験が決してムダではなかったことに気づいたんです。
「あのときの失敗があったから、今は同じ失敗をしない」
「あの仕事を経験したから、本当にやりたいことが明確になった」
「あの苦しい時期があったから、人の気持ちに寄り添えるようになった」
と、あとになって初めて「遠回り」の意味・価値を理解することができる自分に出会うことができたのです。
人生にムダな遠回りはない

つまり、遠回りをしている最中は、それが本当に意味のある失敗なのかなんてことはわからないのです。
そのときはムダに見える道も、未来の自分から見れば必要な道だったということは、未来になってみないとわからないですよね。
そう思ったときに、思いこんで動かないことや、「遠回りをしてしまった」と自分を責める前に、
「この経験から、何を学んで、何を持って次へ進めるだろう?」
と、本当にやりたいことを真剣に考えられるようになったんです。
その瞬間から、遠回りは「失敗」ではなく、次の一歩につなげるために必要で大切な経験に変わりました!
もし今、「遠回りしている」と感じている人は安心してください!
その道は、あとから振り返ったときに、きっとあなたにとって大きな財産になり、一番の近道だったと思える日がやってくることでしょう!!

